整体師の独立に資格は必要?取得したい理由とおすすめの資格6つ紹介

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「無資格で整体院を開業して違法にならない?」
「整体師として成功するために資格はあったほうがいい?」
「おすすめの資格が知りたい」
「無資格でも開業に成功できる?」

整体院の独立開業に成功するためにも、このような疑問を解消しておきたいですよね。
整体院の開業に資格は要りませんが、成功への道を切り拓く1つの手段として有用です。

今回は、整体師の独立に資格取得をおすすめする理由と、おすすめの資格や無資格での開業の是非について、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。

整体師として独立を目指したい方、これから整体師になって成功したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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整体師としての独立に資格は必要?資格取得をおすすめする理由

整体師は、資格がなくてもなれる職業です。
開業にあたって柔道整復師の資格が必要な整骨院・接骨院とは違い、無資格で整体院を開業しても違法ではありません。

ただし、資格を所有していることは、技術や知識を持っていることの証明になります。
資格があることで施術の幅も広がり、お客さまへのニーズに対応しやすくなるでしょう。

また、集客だけでなく、就職や収入アップにも有利に働きやすいです。
整体師としての信頼性を高めるためにも、資格の取得をおすすめします。

整体師におすすめの国家資格

国家資格を持っていると、信頼性を得られることはもちろん、提供できる施術の幅が広がります。

さまざまなニーズに対応できるようになることで、顧客満足度の向上にもつながり、集客に有利に働くでしょう。

合格率や試験科目も含め、まずは整体師の業務に近い、おすすめの国家資格2つを紹介します。

柔道整復師|ケガ治療が可能となる

柔道整復師は、骨折や捻挫、脱臼などのケガ治療を専門とする資格で、保険診療を行うことが可能となります。

整体師は医療行為を行えないため、自身が提供できる施術の幅が広がります。
資格の取得には、養成学校に3年もしくは4年通い、卒業して国家試験に合格しなければなりません。

試験科目解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論及び関係法規
試験日程1年に1回、例年3月上旬に実施
合格率66.4%(令和6年)
参考:柔道整復師国家政権の施行第32回柔道整復師国家試験の合格発表について

あんまマッサージ指圧師|『マッサージ』等の屋号が使用可能になる

あん摩マッサージ指圧師は、体の痛みやこりなどの症状を訴える人たちに対し、あん摩・マッサージ・指圧によって身体のこりをほぐし血行を良くしたり、脊椎のゆがみを矯正したりすることにより、身体を健康な状態に導きます。

この資格があることで『マッサージ』等の屋号が使用できるようになります。
柔道整復師と同様、資格の取得には養成学校で3年以上学び、国家試験に合格しなければなりません。

試験科目医療概論(医学史を除く。)、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論・経絡経穴概論、あん摩マッサージ指圧理論及び東洋医学臨床論
試験日程1年に1回、例年2月下旬に実施
合格率84.0%(令和6年)
参考:あん摩マッサージ指圧師国家試験の施行|厚生労働省第32回あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師国家試験の合格発表について

整体師におすすめの民間資格

続いて、整体師におすすめの民間資格を4つ紹介していきます。
自分が特化したい分野を考えて、取得する資格を検討するといいでしょう。

カイロプラクティック|不調改善に強くなる

カイロプラクティックはアメリカで考案された、脊椎を中心とした手技療法による治療法です。

内臓をはじめとしたさまざまな体の不調を、主に脊椎などの身体部位を調整することで回復させようとすることを目的としています。

この資格を取得することで、痛みの緩和や姿勢改善、自律神経失調症などの不調へのアプローチに強くなるでしょう。

アスレティックトレーナー(JSPO-AT)|スポーツ整体師として活躍できる

アスレティックトレーナーは、『日本スポーツ協会(JSPO)』が認定する資格です。

高額率は実技試験で70%、理論試験で20~30%と難易度が高いですが、取得すればスポーツ選手のパフォーマンス向上と怪我の予防などをサポートするプロフェッショナルとして認められます。

身体を扱う整体師はスポーツトレーナーとの相性が良く、『スポーツ整体師』として活躍する方も増えています。

スポーツ選手に対するケアの知識を活かし、整体院に訪れるスポーツ選手への指導やコンディショニングに役立つでしょう。

リフレクソロジー|リラクゼーション分野を強化

リフレクソロジーは、足・手・顔等にある反射区を刺激することで血行やリンパの流れを促し、心身の健康を促進する技術です。

この技術を習得することで、整体師はリラクゼーションやストレス解消の分野でのサービスを強化できるでしょう。

メディケアトレーナー|身体・栄養・経営の知識が身につく

『一般社団法人メディケアトレーナー協会』の認定資格であるメディケアトレーナーでは、身体を総合的に診るスキルだけでなく、経営に関する知識も習得できます。

  • 痛みのケア
  • 姿勢矯正
  • 機能改善
  • ボディメイク
  • 整体
  • 栄養
  • 経営

整体師としての競争力を高められるので、独立開業を目指す方や、キャリアアップしたい方に役立つ資格です。

無資格・未経験での開業は失敗する?

無資格での整体院開業は失敗するのか?疑問に思っている方もいるでしょう。
無資格といっても、経験豊富な整体師なのか、経験が浅い整体師なのかで分かれます。

結論から言えば、スキルや経験が伴っていれば、無資格でも成功することが可能ですが、未経験での開業は非常にリスキーなのでおすすめできません。
それぞれの開業の是非について解説します。

無資格でもスキルや経験が伴えば成功も夢ではない

整体院の開業自体は、資金があればいつでも可能ですが、整体院経営を軌道に乗せるためには、整体師としての技術や経験、そして経営スキルがカギを握ります。

無資格でもスキルや知識・経験が伴えば、開業して成功する可能性はあります。
もちろん、資格が整体師としての市場価値や競争力を高めて、有利に働くことに違いはありません。

しかし実際、無資格でも上手くいっている方がいるのも事実です。

未経験での開業は避けるべき理由

整体院の開業はいつでも可能と前述しましたが、知識や技術も伴わない未経験者がいきなり整体院を開業するのはやめるべきと言わざるを得ません。

整体師は身体を直接施術する仕事なので、正しい知識や技術がなければ、お客さまに予期せぬ怪我や症状の悪化を引き起こす可能性があります。
接客の面でも、経験がなければ難しいでしょう。


まずは養成校などで施術の技術を習得したら、整体院に勤務して技術を磨き、施術経験を積みましょう。

そして集客・リピーター獲得や財務など、経営の知識を学んでから独立することが成功への一番の近道です。

まとめ

資格取得は整体師としての独立を成功させるための1つの手段です。
それ以上に実務経験を積み、専門性を高めることが大切です。

施術・接客・経営のスキル向上に努め、独立後も安定した経営ができるよう準備しましょう。
整体師として独立する道は、一筋縄ではいかないかもしれません。

しかし、着実に準備を重ね、情熱を持って臨めば、独立して稼げる整体師になるという夢の実現に近づけるでしょう。