整骨院開業に適した年齢はある?年齢・経験・タイミングについて解説

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「今の年齢から柔道整復師免許を取得して、将来独立開業はできる?」
「整骨院を開業するのに適した年齢はあるのか?」
「何歳くらいで開業するのが一般的なのか?」

このような疑問を抱える方に向けて、整骨院開業に適した年齢・経験についてご紹介しましょう。

この記事では、柔道整復師免許に年齢制限はあるか?、整骨院開業に適した年齢、開業に必要な最低限の実務経験年数、開業に適したタイミング、整骨院開業で食べていけるのか?、について解説しています。

柔道整復師免許の取得を考えている方、将来独立して自分の整骨院を持ってみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

柔道整復師になるのに年齢制限はある?

柔道整復師免許には年齢制限はありません。何歳からでも取得が可能です。
整骨院の求人も採用の年齢制限がないことが多く、あっても59歳~64歳までと制限は緩いです。

ただし、免許取得までの道のりが長い点は留意しておきましょう。
柔道整復師の専門学校の在学年数は3年間。

学費の平均は以下のとおりです。

  • 専門学校で400万円~450万円
  • 大学で600万円~700万円前後

また、厚生労働省の発表によれば、令和5年「第31回柔道整復師国家試験」の合格率は49.6%で、難易度が年々上がっている傾向にあります。

国家試験は年1回なので、不合格なら次の年まで免許の取得はできません。

出典:厚生労働省HP「第31回柔道整復師国家試験の合格発表について」

整骨院開業に適した年齢はあるのか?

適正年齢はありません。
そもそも、年齢を基準に考えるものではありません。

 一般的には、整骨院を開業するのは30代後半〜40代前後の年齢層が多い傾向があります。
この年齢になれば、専門知識や実務経験が備わっていることが多いからでしょう。

また、ある程度の自己資金を貯めないと融資してもらえません。
開業するのに30代後半以降の方が多いのは、経済的事情によるところもあるでしょう。

整骨院を開業するのに必要な最低限の実務経験年数

整骨院開業には、一定以上の実務経験を積むことが肝心です。
一般的には整骨院に勤務して5年以上の経験を積んでいれば、必要な技術ラインはクリアできることが多いです。

ただし、技術の修得に掛かる期間には個人差があるため、一概に言うことはできません。

整骨院開業に適したタイミング

専門知識や経験を積むことで、技術や経営のノウハウが身についている状態であれば、開業失敗のリスクを減らせます。

なお、開業には柔道整復師としての経験のほかにも、

  • 自己資金の準備
  • 事業計画
  • 地域のニーズ・競合の調査
  • 集客戦略
  • 健康保険の取り扱い

などのさまざまな準備・知識が必要。
競争力を高めるためにも、経営やマーケティングの知識を身に着けておきたいところです。

これらの準備ができそうにない場合は、無理して独立開業を考える必要はないでしょう。

整骨院を開業して食べていけるのか?

整骨院を開業して、上手くいく見込みはどのくらいあるのでしょうか?
将来的に開業を考えている方は、業界の厳しさも把握しておく必要があります。

整骨院経営の厳しさについて紹介していきましょう。

整骨院廃業ラッシュの背景

整骨院の競争は年々激化し、倒産件数は増加傾向にあります。
この背景には、柔道整復師養成施設の開設に伴う規制緩和と、その影響による施術所の増加があります。

また、部位転がしや施術箇所の偽造による不正請求によって、保険収入とされる診療費が減少し、廃業する整骨院も増加。

このような状況のため、充分な競争力を持たない整骨院の生存は難しいでしょう。

整骨院経営者の平均年収の目安

柔道整復師の全体の平均年収は300〜400万円程度とされていますが、開業して儲かるかどうかは、経営の手腕によるでしょう。

たとえば、一人で整骨院を経営する場合の平均年収は200万円〜700万円とバラつきがあります。

上手く集客できれば年収は約400万円~700万円程度。
見通しの甘い開業だった場合、平均より低い200万円~300万円程度にとどまる方もいます。

一人でも整骨院経営が順調で、年収1,000万円を超える方もいますが、これを実現するのは難しいのが現実でしょう。

まとめ

整骨院開業に適した年齢や経験について解説しました。
柔道整復師の資格を取得し、整骨院勤務で経験を積むのに○○歳まででなければいけないという制限はありません。

とはいえ、場合によっては若い頃の飲み込みの早さ、体力、経験が重視される可能性もないわけではない、という点は留意しておいたほうがいいでしょう。

また、開業自体も経済的事情が許せば早いうちに実現が可能です。

ただし、独立開業して生き残れる実力を身に着けておかなければ、早めに開業が叶ったとしても、すぐに廃業することになりかねません。

独立開業して生き残るためには、しっかり計画し、準備することが大切です。

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