- 「筋トレが趣味で、もっと知識を深めたい」
- 「自分の経験を活かして誰かの役に立ちたい」
そんな思いから、パーソナルトレーナーという仕事に興味を持った方もいるでしょう。
そこで、パーソナルトレーナーの具体的な仕事内容から気になる平均給与、向いている人の特徴、おすすめの資格、そして実際にパーソナルトレーナーになるまでのステップを紹介!
パーソナルトレーナーへの一歩を踏み出すための情報について、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
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パーソナルトレーナーの仕事内容とは?
パーソナルトレーナーとは、お客さま1人1人の目的や体力レベル、生活習慣に合わせて、個別のトレーニングプログラムを作成し、マンツーマンで指導を行う専門家。
お客さまの目的は実にさまざまで、幅広いニーズに対応するための知識とスキル、コミュニケーション能力が求められます。
- ダイエットしたい
- 姿勢を改善したい
- 肩こりや腰痛などの痛みを緩和したい
- 運動不足を解消したい
- ケガや病気からの機能回復をサポートして欲しい
単にトレーニング方法を教えるだけでなく、お客さまが目標を達成できるように、食事や生活習慣に関するアドバイスも含め、多角的なサポートを行います。
その仕事内容はトレーニング指導にとどまらず、多岐にわたります。
カウンセリング | お客さまの目標、運動経験、既往歴、生活習慣などを丁寧にヒアリングし、目標達成に必要なことをお伝えします。 |
トレーニングメニュー作成 | カウンセリング内容に基づき、お客さまに合わせた安全で効果的なトレーニングメニューを設計します。 |
トレーニング指導 | 正しいフォームでのトレーニング指導、マシンの使い方、適切な負荷設定などを行います。 お客さまのモチベーションを維持し、励ましながら進めることも重要な役割です。 |
食事・栄養指導 | 目標達成のため、お客さまの食生活をヒアリングし、具体的な食事メニューの提案や栄養バランスに関するアドバイスを行います。 近年では、食事指導の専門知識を持つトレーナーの需要が高まっています。 |
生活習慣のアドバイス | 椅子の座り方や枕の選び方といった日常生活、睡眠、ストレス管理など、トレーニング効果を高めるための生活習慣全般に関する助言を行うこともあります。 |
清掃や事務作業 | ジムの清掃やマシンのメンテナンス、新規顧客獲得のための集客(SNS発信、ブログ作成など)、予約管理や電話応対といった事務作業なども適宜行います。 |
パーソナルトレーナーの平均年収は働き方で大きく変わる
パーソナルトレーナーの年収は、働き方(正社員、業務委託、フリーランス、独立開業)や勤務先、経験、スキル、集客力によって大きく異なります。
正社員の場合
パーソナルトレーナーになりたいなら、まずは従業員として働き、経験を積むのが一般的な流れです。
フィットネスクラブやパーソナルジムに正社員として勤務する場合の平均年収は約398万円と言われています。
国税庁の調査では日本の平均年収は約460万円とされており、これを下回る傾向に。
経験や役職、インセンティブ制度の有無によっても変動し、大手ジムや専門性の高いジムでは、より高い収入を得られる場合もあります。
出典:求人ボックス給料ナビ|パーソナルトレーナーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)
フリーランスの場合
ジムと業務委託契約を結んだり、個人で活動したりする場合、収入はセッション単価や担当するお客さまの数に直結します。
1セッションあたりの単価は5,000円~15,000円程度が相場ですが、人気や実績のあるトレーナーはより高単価で契約することも可能。
集客がうまくいけば高収入が見込めますが、収入が不安定になるリスクも伴います。
独立開業の場合
自分でパーソナルジムを開業する場合、経営が軌道に乗れば大幅な収入アップが見込めます。
しかし、初期投資や経営スキルが必要となり、リスクも伴います。
収入を上げるためには、専門知識や指導スキルを磨き続けることはもちろん、マーケティング能力も重要になります。
パーソナルトレーナーに向いている人の特徴

パーソナルトレーナーは、筋トレやスポーツが得意なだけでは務まりません。
お客さまに寄り添い、目標達成をサポートするために、以下のような特徴を持つ人が向いているといえるでしょう。
- 聞き上手で、お客さまのニーズや不安を汲み取るのが得意な人
- 説明が上手で専門知識をわかりやすく伝えられる人
- ダイエットやケガを乗り越えた経験など、お客さまと同じ悩みを抱えていた経験がある人
- 探求心が強く、学び続けられる人
- 体力がある人
- 明るく元気にお客さまと接することができる人
詳しくは、以下の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
パーソナルトレーナーのやりがいと大変なこと
どのような仕事にも、やりがいと大変なことの両面があるものです。
そこで、パーソナルトレーナーの仕事のやりがいと大変な側面について紹介しましょう。
仕事のやりがい
まずはパーソナルトレーナーとしての仕事のやりがいを3つ紹介します。
お客さまの変化を間近で見られる
体型が変わった、健康になった、自信がついたなど、お客さまの心身におけるポジティブな変化を最も近くでサポートでき、その達成感や喜びを分かち合うことができます。
お客さまの人生を変えるお手伝いができたことは、誇りになるでしょう。
直接感謝してもらえる
お客さまから直接いただく感謝の言葉や信頼は、パーソナルトレーナーにとって何より大きな励みになります。
もっと役に立つトレーナーになりたいという意欲にもつながる瞬間です。
自分の知識や経験が人の役に立つ
スポーツ、ダイエット、増量、リハビリ、前職までの経験etc…
好きなことや得意なこと、自分の経験や知識を活かして社会貢献できる実感を得られることもやりがいの1つです。
深い人生経験が、トレーナーとしての魅力につながることも。
パーソナルトレーナーで大変なこと
続いて、パーソナルトレーナーで大変なことを5つ紹介しましょう。
お客さまとのコミュニケーション
パーソナルトレーナーの仕事は、接客業の一面も強いです。さまざまなタイプのお客さまがいるため、それぞれに合わせたコミュニケーションが求められます。はじめは大変に感じるかもしれません。
体力勝負な面もある
長時間のセッションに加えて、自身のトレーニングも行うため、体力勝負な面があります。
職場の環境にもよりますが、慣れるまでは大変かもしれません。
常に学び続ける必要がある
トレーニングや栄養の知識は日進月歩。
トレーナーには、最新の知識や技術を学び続ける意欲と、それを指導に活かす向上心が求められます。
集客の難しさ
安定した収入を得るためには、継続的な集客活動が必要です。
店舗運営に関わった時に集客の大変さを痛感する方は多く、独立してからは特に重要なスキル。なかなか上手くいかなくて苦労することもあるでしょう。
責任の重さ
パーソナルトレーニングの事故は近年多発しています。
お客さまの健康や安全を守るためにも、常に責任感を持って指導にあたる必要があります。
現役パーソナルトレーナーへのインタビューも参考になる
パーソナルトレーナーを目指すにあたり、【医療提携】整体&パーソナルジム ASFiTのスタッフが入社した経緯について語る動画が参考になると思います。
未経験からトレーナーになるために何をしたのか、何が大変だったかなどが語られています。
ぜひご覧になってみてください。(2025年5月現在vol.6まで公開されています)
パーソナルトレーナーになるためのおすすめ資格
パーソナルトレーナーになるのに、法律で定められた必須の国家資格はありません。
しかし、お客さまからの信頼を得たり、自身の知識やスキルを体系的に習得したりする上で、民間資格の取得は非常に有効な手段。採用でも有利に働く場面が多いでしょう。
ここでは、国内外で認知度の高い代表的な資格をいくつか紹介します。
NESTA PFT
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)が認定する国際的な資格です。
ビジネススキルやコミュニケーション能力など、実践的な内容も学べるのが特徴で、独立や開業を視野に入れている方にもおすすめです。
NSCA-CPT
アメリカのNSCA(National Strength and Conditioning Association)が認定する国際的にも有名な資格です。
トレーニング指導の知識・技術が問われ、トレーナーとしての専門性を高めたい方におすすめです。
取得には学歴要件(高校卒業以上)があります。
JATI-ATI
特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会が認定する日本発の資格。
日本人に合ったトレーニング指導に関する知識を習得でき、レベル別に資格が設定されています。こちらも取得には学歴要件があります。
健康運動指導士/健康運動実践指導者
公益財団法人健康・体力づくり事業財団が認定する資格。
生活習慣病予防や健康増進を目的とした運動指導の専門家で、医療機関や福祉施設などでも活躍の場があります。
これらの資格以外にも、ピラティスやヨガ、特定のトレーニングメソッドに関する専門資格など、さまざまなものがあります。
なりたいトレーナー像や活動したい分野に合わせて、取得する資格を検討するといいでしょう。
未経験からパーソナルトレーナーになる方法

未経験からパーソナルトレーナーを目指す場合、一般的には以下の2通りの方法があります。
- 独学や養成スクールに通い、資格を取得してから就職する
- 未経験可の企業で正社員やアルバイトとして働き、経験を積む
1.の場合、資格を取得しておくことで就職で有利に働きます。養成スクールで実技指導を受けていれば、現場でもすぐに役立つでしょう。
2.の場合、すぐにパーソナルトレーナーとして働き始められ、勤めながら学ぶことになります。とはいえ、しっかり研修を行わない企業もある点には注意が必要です。
まとめ
パーソナルトレーナーは大変な側面もありますが、お客さまの人生を変えるお手伝いができる、非常にやりがいのある仕事です。
あなたのトレーニングへの情熱が、今度は誰かの「変わりたい」という願いをサポートする力に変わる可能性を秘めています。
まずは資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか?