- 「トレーニング指導だけでは限界を感じてきた」
- 「お客さまの身体が思うように変わらない…」
- 「お客さまから、『この人じゃないとダメだ』と思われるトレーナーになりたい」
現役のパーソナルトレーナーとして、このような壁にぶつかった経験はありませんか?
お客さまがジムでトレーニングを行う時間は、生活のごく一部の短い時間に過ぎません。身体を変えるには、普段の過ごし方、特に食事に対する意識を変える必要があります。
お客さまを理想の身体に導くためにも、栄養学を学ぶ重要性は非常に高いと言えるでしょう。そこで、パーソナルトレーナーが栄養学を学び、スキルアップするのにおすすめの資格8選をご紹介します。
パーソナルトレーナーが栄養学を学ぶべき3つのメリット

栄養学を学ぶことは、お客さまのためだけでなく、トレーナーとしてのキャリアそのものを、より豊かで安定したものへと変えるための自己投資でもあります。
パーソナルトレーナーが学ぶべき3つのメリットを解説しましょう。
お客さまの目標達成を強力にサポートできる
私たちの体は、食べたもので作られています。どれだけ質の高いトレーニングを提供しても、食事(栄養)が伴わなければ結果を出すのは難しいです。
栄養学を学ぶことで、筋力アップ、ダイエット、ボディメイクといったあらゆる目標に対し、科学的根拠に基づいた、安全で的確な食事指導が行えるようになります。
お客さまの健康も美容も、体の内側からサポートできるようになります。
信頼が深まれば継続率・売上・集客アップにつながる
「なぜこの食事が必要なのか?」というお客さまの疑問に対して、感覚論ではなく、科学的根拠を持って説明できるトレーナーは信頼されます。
信頼関係が深まれば、お客さまの継続率(LTV:顧客生涯価値)は高まり、売上アップにもつながります。
お客さまの人生は、パーソナルジムとの契約が終わった後も続いていきます。これからの人生にも役立つ知識を身につけ、自分で健康や体型を管理できる力をつけてもらう。
これができることで、「あのトレーナーは本物だ」という口コミにもつながり、新たな顧客獲得にも直結していくでしょう。
指導の幅が広がり働き方の選択肢が増える
栄養指導ができるようになることで、お客さまへのニーズ対応の幅が広がったり、オンラインでの指導ができるようになったりと、働き方の選択肢も増えます。
将来的に独立や開業を考えている人にとっても、資格を取ることは信頼獲得につながり、客単価の向上や顧客満足度といった点で有利に働くでしょう。
パーソナルトレーナーにおすすめの栄養資格8選
栄養学は独学で学ぶ方法もありますが、知識を体系的に学び、お客さまへの信頼性を高める上でも資格取得を目指すのがおすすめです。
ここでは、目的別におすすめの資格を8つご紹介します。
資格名 | 主な特徴 |
栄養コンシェルジュ | お客さま一人ひとりの目的に合わせた栄養指導スキルを習得。資格取得後の再受講やオンラインサロンなど、アフターサポートが充実。 |
食生活アドバイザー | 食文化や食習慣、衛生管理など、食生活全般の知識を幅広く習得。消費者の視点とビジネスの視点から食生活のアドバイスができる。 |
ダイエットインストラクター | 栄養、運動、メンタルなど多角的な視点から、健康的なダイエット指導を習得。ダイエット検定1級が受験資格となる上位資格。 |
フィットネスニュートリションスペシャリスト | ダイエットやボディメイク、アスリート、子どもなど、目的に応じた食事指導スキルを習得。NESTA-PFTの継続単位として活用可能。 |
スポーツ栄養スペシャリスト | スポーツ選手に特化した栄養指導を習得。ドーピングやサプリメント、ライフステージ別の栄養など専門知識が学べる。 |
アスリート栄養食インストラクター | 競技特性やトレーニング期に合わせた食事、疲労回復に効果的な栄養素などを習得。通信講座で取得可能。 |
メディケアトレーナー® | 栄養学に加え、整体や姿勢矯正、経営など独立開業に必要な総合的な知識を習得。トレーニングと栄養、整体を組み合わせて身体を変えるスキルが学べる。 |
栄養コンシェルジュ
一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会が認定する資格で、栄養の知識だけでなく、さまざまな現場で使える力を身につけることを重視しています。
ダイエットや筋肉増強、アスリートなど、お客さま1人1人の目的に応じた栄養指導が行えるスキルを学べます。
特徴的なのは、資格取得後のアフターサポート。何度でも再受講できたり、毎月オンラインサロンが開催されたりと、他にもさまざまなアフターサポートを受けられます。
1ッ星&2ッ星セットコースの場合、全5日間の受講で資格を取得できます。
食生活アドバイザー
一般社団法人FLAネットワーク®協会が認定する資格で、栄養に限らず、食文化や食習慣、衛生管理など、食生活全般を見直すための指導スキルが身につきます。
流行り廃りに振り回されることなく、お客さまに安全で健康な食生活を送るためのアドバイスができるようになります。
2級・3級の2つがあり、3級は消費者目線の知識を、2級はビジネス目線のより深い知識を問われます。1回の検定試験で同時に受験することも可能です。
ダイエットインストラクター
日本ダイエット健康協会が認定する資格で、栄養・運動・メンタルなどからアプローチしたダイエット指導を学べます。
1つのメソッドに固執せず、健康的なダイエットを行うための指導を重視しています。ただし、この資格は上位資格で、ダイエット検定1級に合格していることが受験資格となります。
フィットネスニュートリションスペシャリスト
NESTA-PFTでお馴染みのNESTAが認定する資格です。1人1人の目的達成に適した食事指導をするためのスキルが身につきます。
ダイエットやボディメイクに限らず、アスリートや子どものためにも適切な指導ができるようになります。
女性への指導に特化したい場合は、ダイエット&ビューティー スペシャリストの取得がおすすめです。
NESTA-PFTを取得している場合、この資格を取得するだけで資格更新に必要な継続単位を取得できます。(受講・受験は誰でも可能)
なお、フィットネスニュートリションスペシャリスト自体は永続資格で、更新の必要はありません。
スポーツ栄養スペシャリスト
特定非営利活動法人アスレティックコンディショニングコーチズ協会(ACCA)が認定する資格です。
基礎的な知識はもちろん、ドーピングの知識やサプリメントの摂取方法、ライフステージ別栄養など、スポーツ選手の栄養指導について学べます。
通信講座で資格取得が可能で、4回のレポート提出の後、受験ができます。
アスレティックコンディショニングコーチズ協会 ACCA 公式WEBサイト
アスリート栄養食インストラクター
日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する、スポーツフードの資格です。競技の特性に合わせた食事や、トレーニング期、メンテナンス期の食事、風邪予防や疲労回復に効果的な栄養素などを学べます。
運動や競技のパフォーマンスアップをサポートするスキルを身につけたい方におすすめです。こちらも通信講座での資格取得が可能です。
メディケアトレーナー®
一般社団法人日本メディケアトレーナー協会(JMTA)が認定する資格です。
基礎栄養学を始め、整体、姿勢矯正、パーソナルトレーニング、接客、経営など、独立開業まで見据えたカリキュラムが特徴で、総合的な健康を提供するためのスキルが学べます。
栄養、整体、姿勢矯正でトレーニング効果を高め、お客さまの身体を変えていくことのできる力が身につきます。
オンラインでもリアルでも受講可能で、1コマ6時間全32コマ(192時間)学べます。

まとめ
お客さまを理想の身体に導くためには、トレーニングだけでなく、食事(栄養)からのサポートも非常に重要です。トレーナーとしての価値を高めるためにも、栄養の資格取得を目指すことをおすすめします。
お客さまの多くの悩み解消に貢献できるようになりたいという方は、ぜひJMTAメディケアトレーナーアカデミーまでご相談ください。
総合的な健康を提供するスキルを身につけ、他のトレーナーとの差別化を図るためのお手伝いをいたします。