- 「せっかく来てくれた患者さまが、なぜかリピートしてくれない…」
- 「施術には自信があるのに、継続率がなかなか上がらない…」
整骨院を経営されている先生の中には、このような悩みを抱えている方も多いと思います。
いったい、継続率が低い理由とは何でしょうか?
- 満足いく施術を提供できていないから?
- 的確なニーズ対応ができていないから?
- 次回の予約を促さないから?
- 競合との差別化ができていないから?
たしかに、どれも理由として考えられる要素です。
しかし、これらの技術面やマーケティング面の問題以前に、もっと基本的な部分で見落としていることがあるかもしれません。
それは、患者さまの心に響くカウンセリングができていないということです。
今回は、整骨院の継続率アップに必須の「心に響くカウンセリング」について、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営サポートを行うJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
継続率アップを目指したい方、カウンセリングに苦手意識がある方はぜひご覧ください。
継続率の低さで見落としがちな根本原因
あなたの整骨院の継続率が低い根本的な原因は、「患者さまとの信頼関係」が十分に築けていないことにあるかもしれません。
これができなければ、いくら広告にお金をかけて集客しても問題は解決しないでしょう。もちろん、質の高い施術を提供することは大前提であり、非常に重要なことです。
しかし、技術の高さだけで患者さまが継続してくれるとは限りません。
患者さまは、身体の不調というデリケートな悩みを抱えて来院します。
その不安な気持ちを受け止め、安心感を与え、信頼してもらうこと。
その上で、適切な施術やアドバイスを提供するサービス面でのスキルが求められます。信頼を得て、ようやく技術を届けられる段階に入るのです。
そして、その信頼関係を築くための最も重要なポイントが「初回カウンセリング」なのです。
継続率アップの鍵「心に響くカウンセリング」の極意
技術面では優れているのに、コミュニケーションがおろそかになってしまっている先生は少なくありません。
優れた技術や知識を届けるためには、まず
- 「この先生のもとでなら変われそう」
- 「この先生と一緒に頑張ってみたい」
と患者さま自身に思ってもらうことが何よりも大切です。
そのためには、初回カウンセリングでいかに患者さまの心を掴めるかが肝心で、これが継続率を大きく左右します。
では、具体的にどのようなカウンセリングを心掛ければいいのか?
「心に響くカウンセリング」の極意を紹介しましょう。
継続しないのは「ファン」にさせていないから

整骨院や整体院などの治療院はコンビニの数を超えるとも言われており、どこの矯正メニューも似たり寄ったりです。メニューの中身で競合と差別化するのは難しい。
そんな状況で選ばれる整骨院になるためには、整骨院や先生のファンになってもらわなければなりません。そしてファンにさせるには、
- 患者さまに目線を合わせる=共感
- 合わせた後に目線を外す=提案
この2つを使い分けて、心に響く言葉で伝える。これが極意です。
一方的に提案をしている限り、患者さまの心に響く言葉は届けられません。
心に響く言葉を伝えるために必要なこと
たとえば、患者さまが

と話したとします。
それに対して「それは歪んでいるのでこうしたほうがいい」とだけ言うと否定になってしまう。
心を開いていない状態でそんなことを言われたら、嫌ではありませんか?
心に響くタイミングとは、心が開いた状態の時。具体的に言えば、「この人は私の味方だな」と思ってもらえた時です。
患者さまに心を開いてもらうためにも、まずは相手に目線を合わせて共感することが重要です。

ただし、共感するだけで終わっても問題は解決はしません。共感した後は、目線外し(提案)が必要です。

これを言えるだけで心に響きます。
患者さまもこの先生のもとでなら変われそうだと思い、ファンになってくれるのです。
したがって、まずカウンセリングでは
- 目線を合わせる(共感する)
- 目線を外す(解決策を提案する)
の2点を意識して実践してみるといいでしょう。
無料メルマガ会員登録で事前カウンセリングシステムがもらえる!
初回カウンセリング時にお客さまの状態を把握して適切な提案をする。
これには、人によってどうしても経験差や得意不得意が出てしまいます。
その差を埋めるためには、事前にお客さまの状態を把握しておくことが重要。
そこでぜひご活用していただきたいのが、JMTAが無料で提供している事前カウンセリングシステムです。
来店前のお客さまに回答していただくことで、当日のカウンセリング準備ができるので成約率アップにつながります。
JMTAの無料メルマガ会員にご登録いただいた方へ事前カウンセリングシステムをプレゼントしていますので、ぜひご活用ください。
事前カウンセリングシステムの特徴
- オンラインで来店前にお客さまにアンケート回答してもらう→回答はA4用紙1枚で印刷可能
- 事前に回答してもらうことで来店時のカウンセリング時間短縮につながる
- 事前にお客さまの状況を知っておくことで当日のカウンセリングの準備や事前ディスカッションができる
まとめ
初回で「この先生になら任せられる」と感じてもらえれば、2回目、3回目へとつながりやすくなります。
逆に、初回で不信感や不安感を与えてしまうと、どんなに良い施術をしても、次回の予約には繋がりにくくなってしまうでしょう。
整骨院の継続率を上げるためには、施術技術の向上はもちろんのこと、患者さまの心に寄り添う「サービス面」の質を高める必要があります。
今回ご紹介した「心に響くカウンセリング」の極意、
- 目線を合わせる(共感する)
- 目線を外す(解決策を提案する)
この2つを、次回から意識してみてください。
JMTAでは、開業やスタッフ雇用、育成、多店舗展開まで、さまざまなご相談をお受けしています。
治療院の開業・経営でお困りのことがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
LINEお友だち登録もお待ちしております。