大好きな筋トレを、信頼されるプロの仕事に変えるための最初の一歩。
それが「資格取得」です。
筋トレに関する資格で、どのような資格があり、何を選べばいいのか?
そして、選ばれるトレーナーになるための秘訣まで、ケアもトレーニングもできる『メディケアトレーナー』の育成を行うJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
筋トレを指導するトレーナーに資格は必要?
法律上、トレーナーになるのに必須の国家資格はありません。しかし、資格があることで、あらゆる場面で有利に働くことには違いありません。
- お客さまからの信頼獲得につながる
- 自己流ではなく、解剖学や栄養学に基づいた体系的な知識を持っていることの証明になる
- 多くのジムでは、採用条件として有資格者を優遇、あるいは必須としている
- 知識の裏付けがあることで、自信を持ってお客さまの前に立てる
このように、自分にとっても、お客さまにとってもプラスになる要素ばかりです。
「手に職をつけたい」「安定した仕事に就きたい」と考えるなら、ぜひ資格の取得をおすすめします。
【王道】業界で通用するトレーナーの資格3選

では、具体的にどの資格を目指せば良いのでしょうか?
まずは、業界でも知名度と信頼性が高い「三大資格」を紹介します。
NSCA-CPT
NSCA-CPTは、『NationalStrengthandConditioningAssociation(NSCA)』が認定する資格。国際的にも有名で、国内のフィットネス業界での知名度も高い資格です。
幅広い層に対応したトレーニング指導を行える知識が学べ、トレーニング開始前の面談による健康・体力の評価に必要なスキルも学べるのが特徴。
栄養学やプログラムの組み方、トレーニングに関する専門的な知識が身につきます。
受験資格の1つに、「有効なCPR/AEDの認定者」があります。そのための講習会受講費用やテキスト代等がかかるため、独学で取得を目指す場合でも、合計8~10万円程度の費用がかかります。
合格率 | 約65% |
受験料 | 46,090円(税込) |
NSCA会員費 | 13,200円 |
更新の有無 | 3年ごとの更新が必要 |
資格更新料 | 5,500円(2025年) 3,300円(2026年1月1日~6月30日) 資格更新料は必要なし(2026年7月1日~12月31日) |
公式サイト:https://nsca-japan.or.jp/
NESTA-PFT
NESTA-PFT(パーソナルフィットネストレーナー)は、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)が認定する資格で、こちらも国際的に高い知名度を誇ります。
トレーニングや体に対する専門知識だけでなく、コミュニケーションや広報・マーケティングなど、パーソナルジム運営に必要なビジネススキルまで学べるのが特徴。
将来独立を見据えている方にもおすすめの資格です。
未経験者が認定試験を受けるには、NESTA公式ゼミコースか、NESTA認定の養成講座・コースの受講が必要です。
公式ゼミコース | 金額 |
4日間ゼミコース(32時間) | 185,350円(税込) |
6日間徹底ゼミコース(48時間) | 238,150円(税込) |
2日間ショートゼミコース | 132,550円(税込) |
WEBコース | 118,250円(税込) |
※いずれも、認定試験を受けるのに必要な教材費や受験料、資格登録料などが合計に含まれています。
合格率 | 約50%~60%とされている |
更新の有効期間 | 4年間 |
更新手数料 | 22,000円(税込) |
公式サイト:https://www.nesta-gfj.com/
JATI-ATI
日本トレーニング指導者協会(JATI-ATI)が認定する資格で、日本発の資格であることが最大の特徴。
パーソナルトレーナーの資格は海外発のものが多い中、JATI-ATIは日本人に合ったトレーニング指導に関する知識が身につきます。
科学的根拠に基づき、適切な運動プログラムを作成・指導するための知識を学べ、会員向けにトレーニングの最新情報の提供や求人情報の発信もしています。
これからトレーナーを目指す方にはおすすめの資格です。
合格率 | 72%(2024年度の一般対象試験をもとに平均を算出) |
年会費 | 11,000円(税込) |
受験料 | 33,000円(税込) |
トレーニング指導者養成講習会受講料 | 一般科目:60,500円(税込) 専門科目:66,000円(税込) |
資格の有効期間 | 5年間(更新手続きは有効期間終了の1年前から申請可能) |
更新手数料 | 22,000円(税込) |
公式サイト:https://jati.jp/
【実技重視】現場で役立つトレーナー資格2選

先に紹介した三大資格には、実技試験がありません。
あなたがトレーナーを目指す上で、実技をしっかり身につけたいと考えているなら、以下2つの資格取得がおすすめです。
NSPA-CPT
NSPAはアメリカとイギリスで2万人以上の指導者を育成した実績のある、国際的に知名度のある資格です。
日本での知名度は三大資格に劣りますが、徐々に知名度が高まってきています。
一番の特徴は実技指導中心の講習を受けられる点で、「ハイインテンシティ・トレーニング(HIT)」(スロートレーニングとも)や、マニュアルレジスタンストレーニングを学べ、現場で指導できる実践的なスキルが身につきます。
資格取得までの流れとしては、NSPA主催の基礎講習会・最終講習を受講し、講習修了後に認定テスト(筆記・実技)を受験するというもの。
取得に必要な費用は一般価格で合計103,100円と、比較的取りやすい設定がされています。
基礎講習会 | 80,000円(税込) |
認定テスト受験料 | 11,000円(税込) |
教材・テキスト代 | 12,100円(税込) |
更新料(2年ごと) | 12,000円(税抜) |
公式サイト:https://nspa-asia.com/
JHCA-FC
JHCA-FC(フィットネスコンディショナー)は日本ホリスティックコンディショニング協会が認定する資格で、現場での信頼性も高い資格です。
コンディショニングについて深く学べるのが特徴で、基本的な運動指導に必要なストレッチ・トレーニング・バランスコンディショニングを総合的に学べます。
講習会では理論と実技を習得していくことができます。
試験内容は筆記・実技の両方で、実践的なスキルが身につけられるでしょう。
受験資格 | JHCA会員であること |
JHCA主催の講習会の受講 |
公式サイト:http://j-holistic.org/jhca/html/jhca_about.php
【取りやすさ重視】初心者向けの筋トレ資格2選

ここでは、取りやすさを重視した、初心者向けの資格を2つ紹介します。
SARAスクールを利用すればW資格取得を目指せ、費用も抑えられて最短2ヶ月で資格を取得できます。
これらの資格だけでは就職には弱いかもしれませんが、アピールの材料になります。
筋トレインストラクター
日本インストラクター技術協会が認定する資格で、基本的なトレーニング方法やその効果について学べます。
短期間で基礎知識を学べ、在宅受験が可能なので取得もしやすいでしょう。
公式サイト:https://www.jpinstructor.org/
トレーニングサポーター
日本生活環境支援協会が認定する資格です。トレーニングの器具の使い方や、トレーニングに効果的な食事方法、プロテインの知識やストレッチなど、トレーニングを効果的に行う方法を学べます。
こちらも在宅受験が可能です。
公式サイト:https://www.nihonsupport.org/
これからのトレーナーにはケアの視点も必要
ここまでに紹介したような資格を持つトレーナーは今や数え切れないほどいます。
その中でお客さまに選んでもらうには、+αの価値が必要です。
ジムに来る人の多くは、「ただ筋肉をつけたい」から来る人ばかりではありません。
- 「長年の腰痛をなんとかしたい」
- 「体重を減らして身体の負担を減らしたい」
- 「姿勢が悪いのを直したい」
といった、各々の目的を抱えてやってきます。中には、姿勢の歪みや柔軟性の低下により、いきなりトレーニングできるような状態ではない方もやってきます。
資格を持つ多くのトレーナーは、トレーニングを教えることはできても、こうした「痛み」や「不調」に対して適切にケアすることができません。
もしあなたが、トレーニングで「鍛える」だけでなく、整体のようなアプローチで身体を「整える」ことまでできたら、数多くいるトレーナーの中から選ばれる存在になることができます。
メディケアトレーナーアカデミーならトレーニングも整体も学べる
JMTAが認定する資格、【メディケアトレーナー®】は、ケアとトレーニングの両方を学べる資格です。
パーソナルトレーニングと整体を学び、クライアントの期待以上の結果を出すためのスキルを、多角的な視点から学べます。
- 美姿勢矯正
- トリガー/応用整体
- 接客/新規/物販
- 栄養/姿勢
- マシントレーニング(下半身)
- マシントレーニング(上半身)
- ファストトレーナー/ボクササイズ
また、接客や経営に関する知識も身につき、独立を目指す方にもおすすめのカリキュラムとなっています。
あなたも、これからのトレーナーに必要な知識を網羅的に学び、多くのお客さまの悩み解消に貢献できるスキルを、メディケアトレーナーアカデミーで習得しませんか?
まとめ
あなたの筋トレに対する情熱は、信頼される専門スキルという形に磨き上げることができます。資格の取得は、その第一歩です。
自分の将来のためにも、お客さまに選ばれるトレーナーになるためにも、まずは資格を取得を目指してみませんか?
そしてもし、お客さまの悩みを解決できる本質的なスキルを身につけたいという方は、JMTAへぜひお気軽にご相談ください。
トレーニング×整体のWスキルで、あなたのトレーナーとしての武器を増やすお手伝いをいたします。