整骨院による自賠責患者の集客方法|自賠責保険への対応・注意点とは?

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「自賠責を利用した新患を集めたい」
「交通事故に遭った患者さまを集めるコツや方法を知りたい」

このように考えている整骨院経営者に向けて、今回は自賠責患者の集客方法と注意点をご紹介します。

自賠責患者の集客で儲かる理由、自賠責患者の来院を増やすための集客方法、自賠責患者への対応・注意点、自賠責保険で施術費を請求する場合にやってはいけないことについて解説しましょう。

自賠責保険患者の来院を増やし、安定した売上を確保したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

自賠責患者の集客でなぜ儲かるのか?

交通事故で負傷した患者さまには長期的な治療が必要なケースが多くあるため、交通事故の施術は「儲かる」と言われています。
理由の詳細を解説していきましょう。

自賠責保険で施術費を請求可能

自動車やバイクの事故であれば、自賠責保険に加入しているため、被害者は慰謝料を請求できます。
被害者1人あたりの補償限度額は120万円。

施術の継続に正当な理由があれば、整骨院はまとまった施術費を得ることが可能です。

交通事故患者の多くは定期的な通院が必要となる

交通事故で負傷した場合、

  • 打撲・捻挫の場合は数回〜十数回
  • むち打ちの場合は数十回の通院

が必要になる場合が多く、定期的な通院をすることになります。
つまり、交通事故の患者さまはリピーターになるというわけです。

保険会社に施術費を請求中の患者さまは、通院の中断や院の変更を避ける傾向があります。
そのため、院は安定的な売上を確保できることになるのです。

自賠責患者の来院を増やすための集客方法

自賠責患者の集客アップにつながる方法を紹介します。

まずは既存患者を通じて交通事故患者に院を認知してもらう方法、そして、新規患者へのアピール方法について解説していきましょう。

①既存患者へのアピール

まずは交通事故施術を行っていることを、既存患者に向けて発信しましょう。
既存患者を通じて、家族・知り合いに紹介してもらえる可能性が高まります。

そこで、来院している患者さまに、

  • リーフレット・チラシ配布
  • 施術中・受付での会話

を通じて、交通事故施術に対応していることを認知してもらいましょう。
また、リーフレットやチラシは2〜3枚お渡しすることで、周りの方にも渡してもらえるようにする手もあります。

また、しばらく来院されていない患者さまにDMを送ることで、顧客離れの予防と交通事故施術の周知が同時に行えます。

②新規患者へのアピール

次に、新規患者に向けて実践したい集客方法を紹介します。

ポータルサイトに登録して口コミ投稿を集める

以下のような有名ポータルサイトに登録しましょう。

  • Googleビジネスプロフィール
  • エキテン
  • EPARK
  • 接骨ネット

ポータルサイトの口コミは、今や集客に必須とも言え、口コミの評判から来院を決意なさる方も多くいらっしゃいます。

ただし、掲載は有料の場合があるので、登録前に料金がかかるかどうかについて調べておく必要があるでしょう。

患者さまが口コミ投稿をしたくなる仕組みを作る

患者さまからの良い口コミは、院の信頼性を高め、新しい患者さんが安心して来院できる判断材料の1つとなります。

ただし、患者さまにとっても口コミ投稿には労力が必要です。待っているだけでは、口コミは思うように集まりません。

そこで、

  • 口コミ投稿したら割引
  • 口コミを書いてもらうよう積極的にお願いする
  • QRコードを用意して口コミを書きやすくする

などの仕組みを作ることをおすすめします。
また、口コミを頂いたらまめに返信し、院の患者さまへの誠実さをアピールできるよう意識しましょう。

記事投稿でSEO対策し、露出を増やす

検索結果の上位にホームページが表示されるよう対策することを、SEO対策といいます。

投稿記事を増やしたり、症状別ページを増やしたりすることで患者さまの目に留まりやすくなるのです。
たとえば、

  • 「症状名+地域名+治療」
  • 「交通事故+整骨院(治療院)+地域名」

などのキーワードで検索結果に表示されるよう、色々な症状をテーマにした記事を増やしましょう。

SEO対策による集客に即効性はありませんが、上手く運用できれば大きな集客効果が期待できます。
SEOに詳しくない方は、まずは初心者向けの書籍やネットの解説をチェックしてみましょう。

それでも難しい、着手する時間がないという場合は、外部の専門家への依頼を考えてみてもいいかもしれません。

リスティング広告を活用する

前述したとおり、SEO対策の効果が表れるには時間がかかります。
より素早い集客効果を望んでいる場合は、リスティング広告を活用しましょう。

リスティング広告とは、検索結果画面の上部と下部に表示されている広告枠のことです。
ユーザーのニーズに対応して広告を表示することが可能です。

交通事故相談機関・団体と提携する

オンラインを活用した集客方法ばかりが有効なわけではありません。
交通事故に遭ったら必ず相談しに行く

  • 弁護士
  • 保険会社
  • 病院
  • 地域の車の修理工場

のような機関と、日頃からコミュニケーションをとり、自院を紹介してもらえるよう提携しておきましょう。
こうした地道な営業活動が、地域の患者さまの集客につながります。

また、交通事故でのケガや不調に悩む方々が集まる団体やコミュニティと連携することで、院の知名度向上につながる可能性が高まるでしょう。

患者さまが自賠責保険の利用を申し出た場合の対応

ここからは、交通事故患者を受け入れていく上での対応や注意点について紹介していきます。

交通事故施術を行っていくのであれば、患者さまが適切な慰謝料をもらったり、保険会社から早めに打ち切られたりしないよう、自賠責保険の知識を身に着ける必要があります。

患者さまが被害者である場合

患者さまから事故の詳細、また、ケガの状態や症状を聞きましょう。

そして自賠責の手続きのご案内をすると同時に、病院治療と併せてどのような治療をしていくか、患者さまの要望を聞きながら施術計画を立てます。

施術計画が固まったところで、整骨院側から任意保険会社(自賠責保険の会社ではなく)へ連絡し、施術証明書とレセプトを送ってもらいましょう。

送ってもらった書類に記入したら、任意保険会社に送り返します。
その先は任意保険会社が手続きをすることになります。

整骨院側で、患者さまから窓口負担をとらないよう気を付けてください。

患者さまが加害者である場合

患者さまが加害者で、被害者よりケガが軽い場合、被害者の場合と同様の手続きで問題ありません。

しかし、加害者が被害者よりもケガの程度が大きい場合は、加害者が被害者の自賠責保険会社に自分のケガに対する治療費の請求をすることになります。

自賠責保険で施術費を請求する場合の確認事項

自賠責保険で施術費を請求する際、患者さまに確認したい事項を3つ紹介します。

整骨院に通う許可を取ってもらう

交通事故でケガをした場合、始めに整形外科で治療を受けることになります。
しかし、それだけで十分な治療ができるとは限りません。

追加の治療が必要な場合、医師の許可を得ることで、整骨院に通うことができます。
その際には、患者さまを通して保険会社にも整骨院に通う旨を伝えてもらう必要があります。

通院の間隔が空き過ぎないようお願いする

施術の間隔が空き過ぎると、継続的な施術による改善効果が得られないとされ、施術費の支払いが打ち切られることがあります。

これは、1ヶ月以上の間隔が空くことで、交通事故と施術費の関連性を疑われることが理由です。
不正請求を防ぐための対策として、このような措置が取られるのは当然とも言えます。

したがって、できれば週に3〜4日、少なくとも月に1回以上の通院をお願いしましょう。

弁護士を立てているかどうかを確認する

医師の許可を得ていても、保険会社の査定や調査によっては施術費の打ち切りを持ちかけられることがあります。

正当な施術を打ち切られると、精神的ダメージも大きいでしょう。
患者さまが安心してケアを受けられるようにするためにも、弁護士に相談しているかどうかを確認することをおすすめします。

弁護士のアドバイスや支援は、適切な医療を受ける権利を守る上で役立つでしょう。

自賠責保険で施術費を請求する場合にやってはいけないこと

以下は、自賠責保険で施術費を請求する際に、整骨院がやってはいけない3つのポイントです。

①自賠責保険の範囲を超える請求②通院回数の水増し・部位転がし③医師の許可なく施術
自賠責保険の上限を超えた請求をすると、保険会社から支払いを拒否される場合があります。水増し請求・架空請求は違法です。不正請求に手を出してはいけません。医師の許可なく施術を受けた場合、交通事故による保険適応外となり、途中で支払いを打ち切られる可能性があります。

なお、③の場合、患者さまには保険会社に対して、あらかじめ整骨院に通う旨を伝えていただきますが、信頼度の観点上、医師からの紹介状があるに越したことはありません。

整骨院のみの通院がダメな理由は?

患者さまへは、医療機関にかかることの重要性もしっかり伝えることが大切です。

患者さまの状態は医師によって判断されるため、症状が長期間改善されない場合、医療機関にかかっていないと後遺症として認められない可能性があるからです。

また、事故後に病院受診まで期間が空くことで、事故とケガの因果関係を疑われ、保険会社から施術費を受け取れなくなる可能性もあります。

医療機関にかかることはもちろん、最低でも月に1回は病院へ通院してもらうようにしましょう。

交通事故施術には専門的な知識・経験が必須

交通事故の治療には、専門的なスキルが欠かせません。
未経験、または経験の浅い柔道整復師が施術を行うと、患者さまに後遺症が残ってしまう可能性があります。

交通事故患者に対応するには、豊富な知識と経験を積んだ柔道整復師であることが前提です。

まとめ

自賠責患者の集客のためには、整骨院が交通事故施術を行っていることを知ってもらわなければなりません。

WEBやオフラインでの集客対策を徹底し、交通事故に遭った方に選んでいただける整骨院作りを意識しましょう。

そして、交通事故患者に対応するためには専門的知識と経験、そして、自賠責保険についての知識を身に着けることが大切です。

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