- 「運動が好き」
- 「人の役に立ちたい」
- 「自分らしく輝ける仕事がしたい」
- 「女性が活躍できる業界に行きたい」
こんな思いからパーソナルトレーナーという職業が気になっている女性も多いのではないでしょうか。
たしかに近年、健康や美容への意識の高まりからパーソナルトレーニングの需要は増加しており、特に女性クライアントからは「女性トレーナーにお願いしたい」という声がますます高まっています。
そこで今回は、女性パーソナルトレーナーの需要や将来性、未経験からの道のり、そして気になる収入面までご紹介しましょう。
この記事は、整体施術×パーソナルトレーニングを軸とした店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
パーソナルトレーナーという仕事に興味のある女性は、ぜひ参考にしてください。
女性パーソナルトレーナーの需要が高い理由
ダイエット、ボディメイク、健康維持や体力向上などを目的にトレーニングを始める女性は増えており、美容や健康に対する意識から、個別指導を求める傾向があります。
最近では、中高年のニーズも増えており、まだまだその需要が衰える気配はありません。
同性だからこそ得られる安心感
- 「男性トレーナーだと身体の悩みを相談しにくい」
- 「身体に触れられる際の抵抗が少ない」
- 「振る舞いに気を遣う」
このように感じる女性は多いです。
同性同士であれば、安心してトレーニングに集中でき、デリケートな悩みも打ち明けやすいというメリットがあります。
女性特有の悩みに寄り添った指導ができる
美容に対する知識、産後ケア、更年期における体調の悩みなど、女性特有のニーズに寄り添い、アプローチできることも女性パーソナルトレーナーの強みです。
自身に同じ経験があれば、よりきめ細やかな対応もでき、クライアントからの信頼獲得につながるでしょう。
女性トレーナーから指導を受けたい男性クライアントもいる
- 「体育会系が苦手」
- 「細やかな指導を受けられる」
- 「ムキムキになるのが目的ではない」
といった理由から、女性パーソナルトレーナーからの指導を希望する男性クライアントもいます。中には、「美人女性トレーナーから指導を受けたい」というニーズに応えたパーソナルジムもあるほどです。
ただし、予期せぬトラブルを避けるためにも、事前の対策をしっかり行う必要があります。
女性パーソナルトレーナーの不足
パーソナルトレーナー自体は供給過多にあるとも言われていますが、女性の割合は少ないのが現状です。
女性トレーナーを希望するお客さまがいる一方で、女性パーソナルトレーナーの不足によりお応えできない、ということが現場で起こっているのです。
≪女性パーソナルトレーナーの将来性は高い≫
美容やダイエットにとどまらず、健康寿命の延伸や予防医療への関心も高まっています。
女性のライフステージに合わせた専門的なサポートができる女性パーソナルトレーナーの役割は、今後さらに重要性を増していくと予想されます。
未経験からパーソナルトレーナーになるには?4つの道のりを紹介

未経験からでも、プロの女性パーソナルトレーナーを目指すことは十分に可能です。
前述したように、女性トレーナーは不足しており、未経験可の求人も少なくありません。
ただし、この先の活躍を見据えるなら、事前準備をすることも重要です。パーソナルトレーナーになるための4つの方法を紹介しましょう。
①未経験可の求人に応募する
未経験可の求人に応募し、フィットネスクラブやパーソナルジムに就職する方法です。研修や実務を通して、経験を積むことができるのがメリットです。
中には副業としてアルバイトや業務委託で働き、経験を積む方もいます。
メリット | デメリット |
・実務を通して経験を積める ・研修制度があれば未経験でも安心 | ・資格がないと就職で不利になることも ・十分な研修がない企業も存在する ・最初の給与が低い傾向にある |
対策としては、応募する企業についてよく下調べをすることが重要です。
独学でパーソナルトレーナーの資格を取得する
現在の仕事の傍ら、就職に向けて独学で資格取得を目指す道もあります。パーソナルトレーナーになるのに資格は必須ではありませんが、
- NESTA-PFT
- NSCA-CPT
- JATI-ATI
といった国内外で認知度の高い資格を取得することで、知識・スキルの証明となり、就職に有利に働きます。
クライアントからの信頼も得やすくなるため、この先活躍していきたいなら取得して損はありません。
メリット | デメリット |
・知識・スキルの証明になる ・就職に有利 ・クライアントからの信頼を得やすい ・体系的に学べる | ・自己管理能力が必要 ・実践的なスキルは身につきにくい |
トレーナー養成スクールで専門的に学ぶ
パーソナルトレーナーとして就職する前に、トレーナー養成スクールで学んだという方も多いです。
実践的なスキル習得に特化したカリキュラムで、短期間で効率的に学べ、同時に資格取得をサポートしてもらえるのがメリットです。
メリット | デメリット |
・実践的なスキルを効率よく習得できる ・資格取得のサポートがある ・就職や独立支援が充実しているスクールもある | ・費用がかかる ・働きながらの受講は決して楽ではない |
なお、就職サポートや独立支援が充実しているスクールもあり、サポート体制の充実度をチェックすることも非常に重要です。
専門学校・大学で体系的に学ぶ
将来的にスポーツ分野で活躍したいと考えているなら、専門学校や大学で体系的な知識と実践的なスキルをじっくりと学ぶ方法もあります。
メリット | デメリット |
・体系的な知識と実践的なスキルをじっくり学べる ・幅広い分野の知識を習得できる ・就職サポートが充実している ・人脈を築ける | ・学費が高い ・学習期間が2~4年と長い ・パーソナルトレーナー以外の分野も学習する |
パーソナルトレーナーに特化した知識を求めるなら、トレーナー養成スクールが現実的な方法になってくるでしょう。
女性パーソナルトレーナーの収入は?
女性パーソナルトレーナーの収入は、個人の能力や就職先の給与体系に大きく左右されるでしょう。
正社員としてのパーソナルトレーナーの平均年収は約398万円と、日本の平均年収(約460万円)と比べて低い傾向にあります。
ただし、働き方や個人の能力・経験、役職やインセンティブ制度の有無などによって大きく変動するのが特徴的です。
顧客を安定して獲得できないと、インセンティブが伸びず、給与がなかなか上がらないことも。もちろん、人気や実力があれば、フリーランスでも高収入を目指すことが可能です。
出典:求人ボックス給料ナビ|パーソナルトレーナーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)
人気パーソナルトレーナーになるために必要なスキルとは?
では、多くのクライアントから支持され、しっかりと収入を得られる女性パーソナルトレーナーになるためには、何が必要なのでしょうか?
接客スキルとコミュニケーション能力
パーソナルトレーナーは接客業の一面も強く、さまざまなタイプのクライアントと接することになります。
相手に寄り添い、長期的な信頼関係を築くコミュニケーション能力は非常に重要なポイント。ここをおろそかにしているトレーナーも多く、非常にもったいないです。
質の高いパーソナルトレーニングを提供していくためにも、まずは接客スキルを磨いていきましょう。
明確な専門性と独自の強み
- 美容
- ブライダル向けダイエット
- 産後ケア
- 更年期向けトレーニング
などなど、女性ならではの強みを生かせる専門分野を持つことは、大きな武器になります。
自分の得意分野やターゲットとしたいクライアント層を明確にし、その分野での知識と技術を深めましょう。
常に知識やスキルをアップデートし続ける
トレーニング理論や栄養学、指導方法は常に進化しています。
勉強をおろそかにせず、流行に左右されない正しい知識を以てクライアントの望む結果を引き出せるよう、知識とスキルをアップデートし続けることが重要です。
自分自身の美容やボディメイクへの意識
パーソナルトレーナーは、クライアントへの指導で説得力を持たせるため、自身の美容や体型管理も非常に重要です。特に、女性は同性に対する美容や体型への判定が厳しい傾向にあります。
見た目で判断されるのは不本意かもしれませんが、女性クライアントの多くは美意識が高い人からの指導を望むため、重要な要素の1つと言わざるを得ません。
JMTAメディケアトレーナーアカデミーなら強みを増やせる

トレーニング業界の競争は激しく、需要が高いとはいえ、女性と言うだけで人気トレーナーになれるわけではありません。
パーソナルトレーニングしかできないトレーナーのままでは、淘汰されてしまう可能性もあるでしょう。
長く活躍していくためには、総合的な健康を提供できるスキルを身につけることが非常に重要です。
メディケアトレーナーアカデミーでは、単にパーソナルトレーニングを学べるだけでなく、クライアントの身体を総合的に診られるようになります。
- 痛みのケア
- 姿勢矯正
- 機能改善
- ボディメイク
- 整体
- 栄養
- 接客
- 経営
クライアントの多くの悩み解消に貢献できるようになるため、結果として収入アップにもつながります。
卒業時には【メディケアトレーナー®】の認定資格を発行します。
実践的なスキルと資格を手に入れたい方は、ぜひJMTAへお気軽にお問い合わせください。
まとめ
女性パーソナルトレーナーは需要が高く、大きなやりがいと可能性に満ちた職業です。反面、収入は実力や環境次第で、人気トレーナーになるハードルが高いのも現実。
しかし、女性ならではの強みを活かし、正しい知識とスキル、そして情熱を持って取り組めば、未経験からでも必ず道は開けます。
どのようなパーソナルトレーナーになり、どのような人の役に立っていきたいのか?あなたなりのイメージを明確化してみるといいでしょう。