2店舗目の店舗展開において、リスクを減らして成功するためにはどうすればいいのか知っていますか?
2店舗目を出店前の方に向けて、JMTAの経験から失敗しない方法についてご紹介したいと思います。
- 「1店舗目の経営が軌道に乗ってきたので、そろそろ2店舗目を出店したい」
- 「店舗展開を成功させたい」
- 「成功した人から、経験談や苦労話が聞きたい」
こんな方は必見です。
パーソナルジムの店舗展開に失敗しない方法について、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説しましょう。
店舗展開のタイミングと基準は?
店舗展開のタイミングと基準は、2店舗目の家賃と人件費も払える売上・利益が上がっているかどうかです。
たとえば、
- 2店舗目の家賃:15万円
- 2店舗目の人件費:1人25~30万円(2人配置で50~60万円)
この場合、家賃+人件費で65~75万円の費用がかかります。
1店舗目でこの金額を払える売上が出ていれば、そこまでのダメージにはならないでしょう。
スタッフの雇用と育成は2店舗目の出店前から行うこと
2店舗目を出店してからスタッフを確保しても遅いです。
1店舗目の運営時から、店舗を任せても大丈夫なように、スタッフをある程度育成しておかなければなりません。
出店する場所は1店舗目の2~3km内がおすすめ

出店の際は、土地勘のある地元や思い入れのある場所に出したい気持ちがあると思いますが、あまりよくありません。
1店舗目の近くに出したほうが上手くいきやすいです。
具体的な距離で言うと、2〜3km離れたところがおすすめです。
経験から言うと、ASFiTは1店舗目を葛飾区に、2店舗目を台東区に出店しました。6kmは離れています。
これの何が良くなかったかというと、集客を新しいエリアで一から始めなくてはならなかった。
1店舗目の地域で知名度が上がってきていたのに、エリアが離れてしまうとそれを活かせません。
店舗の商圏は2kmです。ギリギリ2km程度あれば、「お店のことは知っているけど通うには遠いな」くらいに思っている人がいます。
こういう人の近くにお店を出すと、「行こうかな」と思ってくれる。ある程度見込み客がいる状態で始められます。
したがって、1店舗目での知名度が関わるエリア(2~3km内)をおすすめします。
出店後の経営スタイルはどうすればいいのか?
資金もスタッフもエリアも確保できたとなれば、次は経営スタイルについてです。
どういうスタイルで経営していくのがいいのでしょうか?
おすすめなのはまず経営者自身が週に半分ずつ、2店舗の店長を兼任するスタイルです。そして徐々にスタッフに任せられるよう、育てていくのがおすすめです。
もし、人材育成が順調で店長候補が2人いる場合、それぞれに店舗を任せて自分は経営に専念するという方法もあるでしょう。
しかし、リスクを減らすことを大切にしたいので、まずは自分が店長を兼任します。
自分は週に半分はいないのだから、いない時でも店舗運営が上手くいく仕組みを作っていけばいい。
ASFiTの時は、1店舗目で店長候補が2人育ったため、それぞれに店舗を任せて代表は現場を退き、経営に専念しました。
しかし、任せきってしまうと、見えないところのミスやトラブルが起きやすくなる。
したがって、始めは自分が店長を兼任して管理したほうが問題は起きにくいので、徐々にスタッフに引き継いでいく方法をおすすめします。
まとめ
2店舗目以降の失敗しない店舗展開の方法について、ポイントをまとめましょう。
- 店舗展開のタイミングと基準は、2店舗目の家賃+人件費を1店舗目の売上から払えること
- スタッフの雇用と育成は、出店前から行っておくこと
- 出店場所は1店舗目の知名度を活かせる2~3km内のエリアがおすすめ
- 出店後はいきなりスタッフに任せるより、店舗運営が回るよう仕組みを作って徐々にスタッフに引き継いでいくスタイルがおすすめ
リスクを減らし、2店舗目の出店成功に向けて準備していきましょう!
なお、JMTAでは開業や店舗展開だけでなく、スタッフの雇用や育成に関するサポートも行っています。
分からないことや不安なことがある方、もっと経験談を聞きたい!という方は、LINEからでもHPからでも、お気軽にご相談ください。